2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

なにを血迷ったのか、プルーストの『失われた時を求めて』なんぞ

借りてしまった。毎晩寝る前に読んでいる。夜眠れないまま幼少期を回想するとこから始まるので、ベッドでの読書にぴったりだぜ。 作者の分身ともされる主人公はつれづれに、幼い頃母親のお休みのキスを心待ちにしていた事や、祖母や叔母たちのとりとめないお…

朝から結構な雨。

湿気はあるが窓から涼しい空気が入ってくるので、扇風機でじゅうぶん快適に過ごせる。日曜日までの食材を既に買い込んであるから、仕事以外は出かけなくていいんだぜ。気分は余裕のよっちゃんである。 ストーリー性の強い夢を連続して見ている。突然の場面転…

台風が上陸したそうで、

自転車より遅いのろのろ運転だというから色々心配である。今後の進路がどうなるかわからんけど、関東地方でも心構えと準備が必要だろう。 職場にずる休み常習犯がいる。台風が上陸しそうだとか、雪になりそうだとか、天気が大きく崩れそうな時は必ず休むので…

ここ数日両手の指をかわるがわる

虫に刺されている。関節の所だから気が狂いそうにかゆい。いつ刺されたんだろう。まさかベッドにダニでもいるのだろうか。その割に被害は指に集中している。 でも一応ダニ取りシートをマットレスの下に置いてみた。これで解決すれば一件落着だ。 しかし見事…

残業帰り、生温い夜風に

時折涼しさが混じり、朝起きた時の空気に爽やかさが感じられるようになった。ありがたい。少し体も楽になったかな。 袋小路に入りかけの状況を打破せんと、アニメ版『映像研には手を出すな』を観返した。ドミノ倒し的に展開していくスピード感は湯浅監督の持…

買い出しに行ったスーパーの

米売り場の棚が見事にすっからかんであった。でも同じ商店街のお米屋さんは店先にいつも通り米袋が積んであった。まとめ買いも何度もレジに並ぶのもスーパーなら平気だけど、個人商店で手あたり次第買い込むのはちょっと気恥ずかしいのかもね。ともあれニュ…

天気がいいからどこか歩きに行きたい。

でも外は暑いから出たくない。 仮に出歩くにしろとにかく混んでる場所はいやだから、観光スポットではない野山とか、キンシオ方式で普通の住宅街をうろうろするかの二択である。でも暑いからなあ。 早く秋になってほしいものだ。でもこれから多分残暑がまた…

歯ごたえのあるものを

最近食ってないなと思った。噛む力は大切だとはよく言われる事である。今は食材自体柔らかいものが多いからなあ。頭に浮かぶのは鳥の軟骨揚げくらいだ。あれはコリコリして美味いし酒に合う。あとはなんだろう、きんぴらごぼうとか、アジの干物は頭から骨ご…

厚揚げとキャベツのしょうゆ炒めを作ろうと、

材料をフライパンにぶち込んでしょうゆを小さじに計ったとこで気が付いた。バルサミコ酢であった。瓶の大きさが同じくらいだからな。見間違ったか。 計ったもんは仕方ないから使う事にして、ついでだからオイスターソースで仕上げてみた。なんだかゴージャス…

妹猫はわたしの昼飯を楽しみにしている。

理由は海苔がもらえるから。納豆を包むための海苔を分けてもらうのが目的である。海苔が好きな猫は多い。なんでかな。でも兄猫は人間の食べ物に全く興味を示さない。面白いなあ。 テーブルに前足をかけて伸び上ってくるのに、海苔の隅の方をちぎってやる。つ…

ジョージェット・ヘイヤー『紳士と月夜の晒し台』

身勝手、無神経、無作法。被害者とその親族の共通する性格である。 町の史跡である中世の罪人晒し台で発見された実業家の死体を巡るミステリだが、事件解決の行方よりも気になってしまうのが彼らの言動なのだ。もとより被害者は敵ばかりの人物で、その死を悼…

鍋掴みを作った勢いに乗って、

靴下を繕っている。「ダーニング」といえば聞こえはいいが、例のマッシュルーム型の代りに電球を使っているからどうにも貧乏くさい。子供がおずおずと「お母さん、これ明日まで・・・」なんて給食費の袋を出して来そうな感じである。 立ち仕事のせいで靴下の消…

鍋掴み完成。

正味3時間の作業であった。ほぼ手の平サイズのちっさい奴だから、偉そうに胸を張るようなものでもない。仕上がりはまあまあかな。手を突っ込むポケットは別にいらなかった。次はもっとシンプルに作るぜ。 なんかおっくうだなあと思いながらも、いざ始めてし…

新しく開店したカフェの店員さんが

通りでチラシを配っている。店の表にはロハスな感じのメニューとかオーガニック系の珈琲のポスターとか貼ってあっていかにも今風である。 チラシはいつも受け取るものの入った事はないのだが、先日すれ違ったお年寄りふたりが「あの店入りづらいのよねえ」と…

雨の後の晴れた空は

まるで洗ったようにすっきりと青い。実際、雨粒が空気中の汚れを取り込むので、雨の後は遠くまでよく見えるのだそうだ。ほんとに洗ってくれてるのね。 台風の前日と当日、実家の父から電話があった。仕事へ行くのは危険ではないか、無理せず休んだほうがいい…

出やがった。あいつが。

黒光りする憎い奴。猫の皿を洗おうとして屈んだ先の床にへばりついておった。動きが鈍かったのを幸いすぐに仕留めたが、その後しばらく手の震えが止まらなかった。 たいがいの事には動じないと自負していたけれど、とんだ誤りだったと自覚せざるを得ない出来…

わたしが小さかった頃、母方の祖父母の家には蓄音機があって、

戦時中の童謡のSPレコードも何枚か残っていた。「鉄砲かついだ兵隊さん 足並みそろえて歩いてる」とか、「チッテチッテチッテタ 兵隊さんがとおる」とか、戦後生まれのわたしが今でも歌えるのはそれを何度も聴いていたからだ。 兄とふたり田舎に縁故疎開をし…

砂漠地帯も多いアメリカのアリゾナ州は、

夏の最高気温が50度にもなる日があるそうだ。けれど湿度が低いので日本のような不快さはないという。今朝の新聞で読んだ特派員の記事である。汗が瞬時に蒸発してしまうから、脱水症状に気付かず体調を崩す観光客も多いと、地元の人の談話が伝えられていた。 …

少し前の新聞の日曜版に

雲のあれこれについてわかりやすく図解されていた。以来窓の外を見ては雲の形や名前を確かめている。 今ベランダから見えるのは積雲、わた雲とか入道雲とか呼ばれている種類である。これぞ夏空という感じで今日も暑い。 上昇気流に乗った細かい水の粒が空の…

朝ベランダのカーテンを開けると

ずっと上の方に薄い雲が流れている。秋みたいな空だなと思っていると、日が高くなるにつれて綿をちぎったような夏雲が現れる。ここ数日はいつもそんな感じ。 暑くて出かけるのはおっくうだし、人が多いのは嫌いだし、昼飯の後ベッドで読書やうたた寝、夕方目…

雨の降りしきる駅のホームを

学生風の男の子が走って行った。後を追うように列車が入って来る。上空では雷が鳴り続け、彼はホームの端で列車に向けて何度かシャッターを切った。稲妻の光る瞬間を狙ったらしい。いい写真が撮れたかな。 週の半ば、夕方から激しい雷雨になった。そんな日に…

朝飯のトーストに乗せた目玉焼きが

食っている途中でやたらと落ちる。慌てて拾い上げ(3秒ルール!)すかさず食いつこうとする猫を膝から払い落とし、広げた新聞の油汚れをティッシュで拭く。そんな前のめりになる程夢中で読んでもないけどな。 何故だろうと考えて思い当たったのは、粒入りマ…

クリニックにいつもの薬をもらいにいって、

問診の合間に「オリンピック見て夜更かししてない?」と言われたから「オリンピック嫌いなので」と返した。我ながら愛想ないなと思ったが、先生もただ聞いただけみたいで「あ、そう」で終わった。 ニッポンニッポンの連呼と絶叫調のアナウンサーがうっとうし…

暦の上では立秋を過ぎた。

早く秋にならないかなあ。季節の内で秋が一番好きだ。徐々に衰えてく感じがとても落ち着く。わたしの人生も秋を迎えているしな。 エネルギッシュに何かに打ち込んだり、激しい表現に心動かされたりというのは、やっぱり精神的に体力ある時期のものである。 …

物陰に潜んで日々を過ごす妹猫だが、

わたしの食事時には必ず現れる。膝の上で盛大に喉を鳴らして甘えてくるのである。しかし騙されてはいけない。甘える風を装っておかずへ食いつこうとするからである。幸い未然で防いでいるが、「この子は臆病ですが大胆な所もあって、昨日もパンの袋を破って…

そういえば子供の頃、

夏になるとアッパッパとかムームーとか着てる女の人多かったな。裾がばっさばさ広がって見るからに涼しそうだったし、実際涼しかった。母が子供サイズに作ってくれたのを風呂上がりに着ていたと思う。自由で楽だけどきちんとした格好ではない、まあ今ならワ…

6時半の目覚ましで起きてベランダのカーテンを開けると

空の高い所に筆をさっと走らせたような雲がある。しばらくすると、もっと低くいつもの夏の雲が現れた。ほんのわずかな間に秋の気配が見えたようだった。 とはいえまだ8月も始まったばかりである。太陽が真上に来て影がなくなる昼時など、吹き出す汗さえ蒸発…

暑さにうだりながら買い出しに行ったら、

アロハ着た昭和天皇が自転車でふらふらとすれ違った。思わず「おお」と声が出るほどそっくりだった。いるもんだねえ世間には同じ顔が。 実家の父は筋金入りの軍国少年だったという。敗戦でその価値観を根元からひっくり返され、今は皇室が大嫌いだ。普段陽気…

寝る前にパソコンやスマホの画面を

見ると寝つきが悪くなるという。なら逆も然り、っていうか使えるんじゃねえかと、朝起きた時に携帯の画面を見る事にした。これでしゃっきり目が覚めるだろう。 眠い目をこすりつつ朝一番のニュースをチェックする。最初はよかったが、日が経つにつれてニュー…

びろうな話で恐縮だが、

一日がストレスなく終わったかは、翌日朝のご不浄で判明する。 快調なお便りがあれば、大変な一日であったが結果としてめでたしであったと喜ばしいし、苦しい思いをすれば、何がいけなかったのだろうと反省する。 いけなかった原因となるのはたいがい仕事量…