少し前の新聞の日曜版に

雲のあれこれについてわかりやすく図解されていた。以来窓の外を見ては雲の形や名前を確かめている。

今ベランダから見えるのは積雲、わた雲とか入道雲とか呼ばれている種類である。これぞ夏空という感じで今日も暑い。

上昇気流に乗った細かい水の粒が空の高いところで凍り、集まったものが雲。氷の粒が大きくなると自らの重みで落ちてゆき、その途中で溶けて雨になる。地表の温度が高いほど上昇気流が発生し、雲は大きくなり、結果雨が降りやすくなる。夏の夕立はこうして起きる訳ですね。

理屈ではわかるけど、空の上に氷のかたまりが浮いているというのはイメージ的にシュールで、ちょっとSFぽい。自然は科学なんだなあ。

そういえば、いつだったか実家に帰ったら玄関の天井に直径30センチくらいの蜘蛛の巣がかかっていた。あんまり立派だからそのままにしていると父が笑っていたが、確かに見事な造形であった。

獲物を捕らえるだけならどんな形でもいいんじゃねえかと思うけど、シンプルかつ効率的なデザインというのは美に結びつくのだろうか。しかも考えてやってる訳じゃないもんな。生まれながらにシステムが組みこまれてる、精巧な生きたマシンともいえる。

ドローン開発やロボット技術くらいで、人間は偉そうにしたらいかんですな。自然は太古の昔にもっと優れたものを既に作りだしている。

今思ったけど、こういうの子供の頃考えてたら、夏休みの自由研究に困らなかったかもしれん。ちくしょう。