朝飯の支度ができたらラジオを切る。

でないと朝刊の内容が頭に入らない。朝は食事をするより新聞を読むのが目的だから、飯といっても名ばかりの、目玉焼きとチーズをのせたトースト一枚である。あとホットミルクにインスタントコーヒー溶かしたやつ。一面のニュースから最終面の今日の運勢までじっくり読むのが日課だ。ちなみに今日の巳年の運勢は「心の目が開けば全ての物が尊く感じられる感謝の日」。毎日このブログを書けることに感謝です。

学生の頃はいわゆる「ながら勉強」をしていた。というよりも「勉強するていで好きなラジオや音楽をきいていた」の方が正しいかもしれない。だって全然成績上がらなかったもの。

それでも一応「ながら」が成立していたあの頃は、同時に二つの物事を処理する能力が働いていたという事だろう。今はもう絶対むり。読んだり書いたり考えたりするときは静かでないと。

家事をする時は例外で、ラジオなり音楽なりを流す事は多い。単純作業にBGMは有効というのは研究でも証明されているというしね。ただし、夜遅く晩飯の片付けや水回りの掃除をしている時、たまに音がうるさく感じられる事がある。これはおそらく疲れているサインで、四つのレベルに分けられる。

最初はまず人の話し声が耳に触る。ラジオを切ってCDをかける。

次にビートの効いた曲がしんどくなる。軽い曲調のものに変える。

更にヴォーカルが気に障るようになる。静かなインスト曲の多いCDを探す。

最終的には音楽も止めて、窓の外からかすかに聞こえる町の音にほっとする。週末なんかよくこの状態になる。ほとんどグロッキーに近いからなあ。

さて週もまだ始まったばかりですが、今夜ほろ酔い気分で選ぶのは、ラジオかCDか、あるいはそれとも。