年末モードに入った職場の忙しさにぐったりしつつ、

自宅の片付けにも励んでいる。クローゼットから、棚から次々と出てくる不用品の数々!これ全部捨てたら家の中ほぼ家電くらいしか残らんのではないか。

もったいないからリサイクル、オークションで売れるかな、なんて考えてるときりがないからじゃんじゃん処分する。かつての結婚生活を思い出させる物も多いから、リセットのいい機会である。

部屋の片づけは心の整理整頓にもなるとはよく言われるけれど、おかげで色々と気付いた事があった。

一番大きかったのは、「自分は社交には向いていない」という事実だ。昔から人付き合いや集団行動が苦手だった。これは克服しなくてはならない欠点だと思っていたが、どうやら生来の性格だったらしい。今ならば大人のASDというものだろうか。

誤解のないようにしておくが、人が嫌いな訳ではない。ただ人と積極的にかかわろうと思えないのと、ひとりでいた方が落ち着けるというだけだ。

わかってしまえば「なーんだ」というようなもので、これからは雑談しようとして空回り、なんて事もないのだ。すごく解放された気分だ。

不思議なもので、無理に話しかける事をしなくなったら逆に話しかけられる事が増えた。人は自分の話をただ聞いてもらいたいんですね。六十年近く生きてきて、ようやくわかったよ。