料理は嫌いではないが

手の込んだものは作らない。基本台所に立つのが空腹を覚えてからなので、さっとできるものでないとすごくイライラする。特に平日仕事の終わる頃にはもう腹ペコだから、最近は切った食材を冷蔵庫に準備して出かける。帰ったらフライパンにぶち込んで蒸し焼きにするだけ。茹でたパスタと合わせてへいお待ち!である。

休日はちょっとだけ頑張ってグラタンとかグリル焼きとか混ぜ寿司とかを作る。これもある程度まで作っておいて、後は焼くだけ混ぜるだけの状態で銭湯へ行く。湯上り気分のさめないうちに、ぱぱっと仕上げてビールで乾杯!といくのです。最高だね。

仕事でへとへとになって帰る途中、もう何か買っちゃおうかと思う事もよくあるが、結局は家で作るのを選ぶ。高くついてしゃあないというのはもちろんだけど、テイクアウトの料理は何故か食った気がしないのだ。山盛り食ってもどこか物足りなくて、結局コンビニにスナック菓子とか買いに行ってしまう。ついでに缶チューハイも追加したりして、翌朝後悔する。外食してもそう。過去に何度も経験済みだ。

友人と家飲みのつまみでテイクアウトの料理を並べる。これは全然問題ない。美味いし楽しい。満足する。

誰かと会ってどこか店に入る。あれこれ頼んで美味い美味いと酒も飲む。全然問題ない。

つまり、ひとり飯の時なんだな。わたしと料理の他に、誰かとの会話という行為が安定した三角形を作る。ひとり飯は角の一つが欠けた状態だから、その代りとして料理という行為が必要なのかもしれない。

本当にそうかはわからんけどね。一応結論らしきものがひねり出せたからよろしい。

さすがに自分の料理に飽きる事もある。世間はGWでもあることだし、今日は特別。銭湯帰りに寿司と天婦羅を買うぞ。サラダだけ作る。蕪とベビーリーフのサラダです。