手縫いでちくちくやっているエプロン製作。

肩ひもができて、ポケットを本体につけおわりました。あとは胸当て部分を作って全体を縫い合わせるだけである。

遅々とした進行状態なのは、休日の夜にしか作業しないからだ。荷物の梱包は得意でも細かい手仕事は苦手なわたしとしては、これでも随分健闘していると思う。

Eテレの『ソーイング・ビー』に刺激され、裁縫への意欲が高まってきたものの、わたしには大きなハードルがある。型紙を見ても立体的なイメージが全くつかめないのだ。それがまるで難解な化学式でもあるかのように、まず目が拒否するのである。

美術の授業も苦手だったしなあ。鑑賞は好きなんだけど自分で作るのは。

立体的な視点を持つというのは、もしかすると物事のとらえ方にもつながるかもしれない。平面的思考という言葉があるかわからないけれど、文章を読んであれこれ考察するのは好きだ。けれど視覚と思考をリンクさせたり、イメージをふくらませたりするのは苦手、というよりも、多分できてない。

服選びでいつも悩むのも、鏡に映った自分の姿を客観的に分析できていないからではないか。雑誌やネットの記事で得た情報が頭にあっても、具体的なイメージを投影できないから。

そうだったのか(多分だけど)!

けれどともかくエプロン作りは進行中だ。ちゃんと完成したら前より自信がつくはずだ。

少なくとも「この次は何を作ろうか」と考えられるようにはなっている。一歩先には踏み出せているぞ。