風の噂で辞めると聞いた同僚は、

やはり先月末で終わりだった。新しい人が入るまで毎日残業確定である。来てくれるかなあ。夜間の時間帯だし募集してもなかなか応募がないって上司も言ってたしなあ。2人くらい採用すれば皆が楽になるし、新人さんへの負担も減るから辞めないでくれるんじゃねえかと思うけど。

わたしのいる営業所は傘下の中でも成績が悪く、唯一評価されているのが人件費の低さである。そう考えるとかなわぬ望みと言えそうだ。年末年始にかけての繁忙期が思いやられます。とほほ。

まあやるしかねえよ、と腹をくくれるようになったのは年を取った強みか。昔のように体力勝負はできなくなったけどね。仕事は忙しいが、朝のご不浄は快調なのでさほどストレスは感じてないみたい。

寝て起きたら次の日だ!と思える日と思えない日がある。「一日一日を大切に」とはよく言われるが、具体的にイメージするのはむつかしい。

生き物は生まれてしまえばあとはもう死ぬだけなので、自分に残された時間なんてつい考えてしまうけど、それよりも1日24時間のスパンで後悔の無いように生活するほうが建設的には違いない。

禅僧のネルケ無方氏が、以前テレビで「毎朝新しいカードを1枚いただいて、夜寝る前にお返しするというイメージ」という意味の事を話していた。腑に落ちるような落ちないような、さすが禅僧であるという感じだけど、わからんでもない。

でもわたしなんか貧乏性だからさ、さあ今日1日無駄なく過ごすぜ!なんて余計きりきりしそうでもあるな。