朝飯の目玉焼きトーストに

ふりかけていた乾燥パセリを使い切ってしまった。似たような緑色だしこれでいいやと青のりで代用した。やっぱりというか当然というか、パセリの代りにはなりませんでした。まあいいや彩りだから。

レシピ通りに作るのがどうも苦手なわたしである。前はそんな事なかったんだけどな。自分一人の食事だからいい加減になってしまうのだろうか。たまに料理本開いてこの通り作るぞと決意するのだが、材料を揃える段階から挫折して、つい冷蔵庫の中にあるものだけで作ってしまう。調理の手順も途中から適当になる。調味料なんか当然計らない。ごくまれに、本当にレシピ通り作ったりすると、すごく美味くてびっくりする。

最後の最後で詰めが甘いキャラとして、『死霊のはらわたⅢ キャプテン・スーパーマーケット』のアッシュ君がいる。せっかく教わった死者を追い返す呪文を途中までしか思い出せず、最後うやむやにごまかしたせいでえらい事になるのだ。賢者に責められて「ちゃんとっていうか、まあだいたい基本的には言ったさ」みたいな言い訳をしていた。

わたしの料理に対する姿勢もまさにそんな感じである。まあだいたい基本的にはレシピをなぞる。しかし完成した料理は似て非なる物であります。洋風の味付けのはずがエスニック風味になったりする。いいじゃんそこそこの味にはなるんだし。

父との同居で一番気がかりなのは、だから食事に関する問題である。今のような一汁一菜、あるいはワンプレート料理ばかりとはいかないだろう。しかしまともな家庭料理を作れる自信はない。幸い父は自炊できるので、掃除洗濯を引き受ける代りに料理はお願いできないかなあと思っている。

まあリハビリはした方がいいんだろうな。例えば休日に、一種のレジャーとしてレシピ通りに料理をするとか。とりあえず今日の晩飯、カルディで買ったタイの激辛焼きそばをパッケージの説明通り作ってみるか。