今日は「寒露」。

いよいよ秋になり冷たい霜が降りる意だそうだ。外は冷たい雨が降っている。しかし部屋の中ではまだノースリーブ姿のわたしである。さすがに靴下は履いてます。

二十四節気に興味を持ちだしたり、花鳥風月を愛でるようになったりと、「年よりあるある」を順調にクリアしつつある日々だ。若い頃は何かと過剰なエネルギーにあふれたもの(小説でも音楽でも思想でも)に惹かれるけれど、さすがに年を重ねるとこちらが力負けしてしまうからね。どうしても穏やかなものを求めてしまう。

聞いた話では「花」の次は「石」だそうだ。焼き物なんかも有力候補だろう。無機質なものに心安らぐようになるのは、命ある世界から退場するための準備だろうか。人は結局土に還りたがるって、壇蜜嬢もラジオで言ってたしなあ。