大河ドラマ『光る君へ』が面白いので

源氏物語』に再挑戦する事にした(過去に試みるも挫折)。

とりあえず図書館で借りるべえかと選んだのは岩波文庫版。巻末に簡単な注釈が載っているシンプルなものである。文庫版にしたのは夜寝る前に読むつもりだったから。

すみませんごめんなさい。

謡のテキストに慣れてきたんでイケると思ってました。舐めてました。

古語辞典と首っ引きで一日一ページ進むかどうかという感じで、さすがに手ごわい。主語は思い切り省略されてるし、尊敬語の表現がとてつもなくややこしい。『源氏』を通読すれば古典文法の尊敬語の用法はほぼマスターできると聞いた事があるけれど、確かになあと思わせるバリエーションの多さである。

 

古文の内容を理解するのに、「書きながら読む」方法が自分には合っていると気が付いた。文章を数行書き写し、言葉の意味や品詞分解、引用された和歌や漢詩を調べて書き込むのである。わざわざノートを買わんでも、チラシやいらない書類の裏で充分。別に後で読み返す訳じゃないからね。用が済んだら丸めて捨てちゃう。

そういえば昔から「書いて覚える」タイプだったなあと、学生の頃の試験勉強を懐かしく思い返したりしています。まさかこの年になって日本の古典を読むようになるとはねえ。

 

当然ながら、図書館で借りた岩波文庫は数ページ読んだだけで返却期限が来てしまった。でもいいのだ。実家の母の本棚には『源氏物語』が全巻揃っているのだ。今度帰省したら貰って来よう。それで腰据えてじっくり読むんだ。楽しみ。