空の花瓶その後。

買い物帰り、道端に伸び放題の葉っぱを見つけた。ちょっと力を入れて引っ張ったらいけそうだったので、数株抜いて持ち帰った。

適当な長さに切って花瓶に投げ込む。茎は細いが結構強度があって、びよんびよんと四方八方に広がる感じがなかなかよろしい。気分はいっぱしの華道家である。

調べてみるとどうやらカラスノエンドウの仲間らしい。葉っぱの形が微妙に違っているけどめんどくさいからそれ以上は深追いしなかった。ただし虫が好むとあったので、慌てて茎や葉っぱをチェックしたら、アリが一匹へばりついていただけだったので安心した。アリはベランダに逃がしたが、数時間後まだ右往左往していた。帰るべき場所がわからないのだろう。悪い事をした。

そこらに生えてる雑草は虫がいるか事前にチェックしないといかんな。持って帰ったらびっしりアブラムシ、なんてのは困る。

温室育ちの花と比べて、さてどれだけもつだろうか。毎日水を替えて水揚げもやっているが、これであっけなくしおれたら情けないよねえ。既に花の時期が終わって、よく見ると小さな種が沢山ついている。種がこぼれてフローリングの隙間から芽がでてきたりしたら、雑草の面目躍如といったところだろう。それくらいの根性は見せてほしいものだ。