背中の痛みがようやく治まって

これからは正しい姿勢を心がけようと思う。少し気を抜くとやっぱり左側に傾いている気がする。

「体の中心に棒が一本入っているつもりで」とかよく言われるけれど、それで思い出すのは映画『食人族』のポスターだ。尻から串刺しにされた女性がどーんと大写しになってるやつ。

オカルト映画は苦手だが、スプラッタ物は全く平気なわたしである。いくら血が吹き出ようと首や手足がもがれようと、なんでしょうね、どことなく楽し気というか、作り手が張り切ってる感じが微笑ましく感じられたりもする。欧米のインディーズ系作品なんかそういうのばっかり。

とにかくゴアシーンが撮りたい!という一心で製作費を特殊効果につぎ込んだ結果か、画面はやたら暗くて何が起きているのかわかりづらいし、台詞棒読みのキャストは役者というよりスタッフの友達や兄弟みたいだし、ストーリーもあってないようなもんである。ホントに好きなんだなあとただ感心するばかりだ。

ドイツのZ級映画『ブルータル・デビル・プロジェクトクト』なんて、行方不明の撮影クルーが遺したフィルムに映っていたものは・・・という二番煎じネタから始まったのはいいけど、途中から何故かカンフー・ニンジャが登場して残虐な殺人一族をやっつけてハイタッチ!というラストだからね。自分はいったい何をみせられているのか、めまいがするような作品であった。

ともあれ姿勢は真直ぐに保つことだ。スプラッタよりも体の不調の方が、今のわたしにはリアルな恐怖である。