大きな池の縁に立って

水の中を覗いたら、イルカほどもある鯉が何匹も泳いでいた。数メートルはありそうなドジョウも混ざっている。鯉が餌を求めて水面まで上がってくる。飲み込まれそうな大きな口をぽかりと開けた。

池のもっと先には公園があって、そこでは恐竜が飼われているはずだ。久し振りに見物に行こうかと思ったところで目が覚めた。

夢の中で何度も行った事のあるその公園は、中央にコンクリート製の大きな空堀が造られていて、中を恐竜が歩き回っている。周囲には普通にブランコやら滑り台がある。堀の深さは恐竜の背の高さくらいだから、外に逃げ出す心配はない。安心して見物できるのだが、結構目線が近いのでこっちを見られるとちょっと怖い。

大きな生き物の出てくる夢は時々見る。面白いのは必ず「上から見ている」という状況である。海の上を飛んでいて下を見たらシロナガスクジラのでかい背中があったという夢もあるなあ。

大きな生き物はとらえどころがない。夢の中のわたしは、怖いような、わくわくするような、自分の手に余る何かを懸命に理解しようとしている感覚になる。内田百間が「蔵ほどもある消しゴムを噛もうとするような」と表現していたのはこんな感じなのかもしれない。

夢占いではどうなんでしょうね。「手に余るほど大きな理想」とか?そんな大それた事考えてるかなあ。

さて連休も最終日。あんまり天気は良くないですね。わたしは今日も仕事です。